活動報告
2026年6月21日
活動報告令和8年度第1回研修会
日時:令和8年6月21日(日)午前10時00分〜12時00分開催方式:zoomを使用したオンラインセミナー、または会場でzoom視聴
会場:福島県男女共生センター5階 第5研修室
テーマ:「歯科医院における感染予防管理」
講師:大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部 部長 野崎剛徳先生
参加者:zoom 30名 会場 10名 合計 40名
今回は、大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部部長の野崎剛徳先生を講師にお迎えし、ご講演いただいた。
わたしたち医療者が医療の安全を確保するために、院内感染を防止する体制を整え管理することが、改正医療法によって全ての医療機関に義務づけられている。
歯科医院において感染予防管理を実践するために必要となる知識を再確認し、今後の新興感染症等の拡大に対応するための方略を具体的に考えるという視点が必要となる。
感染予防の基本概念は、血液をはじめ、生体に関わる汗以外のすべての湿性物質を感染性とみなして対応を行うことである、標準予防策(standard precaution)の徹底である。
すでに明らかになっている感染症はもとより、未知の病原体に対しても疾患非特異的な共通の対策を行うことにより感染を防止することを目的とする。
しかし、歯科診療の感染対策上の問題点は、唾液・血液に接触する機会が多く、鋭利な器具を多用する。切削によってエアロゾルが生じる。クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカルな器材が混在した状態で使用する。また、患者が感染症かどうか不明なことが多い。
このことから、標準予防策に加え、歯科において行うべき感染予防管理は、手指衛生の励行(特にPC操作時と手袋を外した直後)。器具・器材の的確な洗浄・滅菌・消毒。環境整備、環境管理を行うこと。エアロゾルの飛散防止に努めることである。
感染対策は「終わりの無い戦い」であり、ガードを下げず体制を維持していくことは、決して容易ではない。しかし、医療の安全は社会からの絶対の要求事項であり、患者とスタッフの「安全・安心」を護るための一助となることを学んだ大変有意義な研修会となった。

