活動報告
2025年12月15日
活動報告令和7年度第4回研修会
日時:令和7年12月14日(日)午前10時〜12時開催形式:zoomを使用したオンラインセミナーまたは会場で視聴
会場:福島県男女共生センター4階第3研修室ホール
テーマ「認知症高齢者の食支援〜歯科訪問・外来での対応」
講師:大阪大学大学院 歯学研究科 顎口腔機能治療学講座
准教授 野原幹司先生
参加者:zoom46名 会場16名 合計62名
歯科が行う摂食嚥下リハビリテーションの大きな特徴は、認知症高齢者を主たる対象としていることである。認知症では嚥下訓練の指示も通らず、通ったとしても訓練効果は極めて限定的である。認知症患者へ歯科衛生士が心掛ける対応は、「キュア(患者の状態を変えること)からケア(患者は変わらないが周囲が対応を変えること)へ。訓練から支援へ」である。訓練ができないのであれば、認知症の原因疾患の特徴をふまえ、訓練以外の「食支援」の視点からのアプローチが有効である。
歯科衛生士として認知症の原因疾患ごとの特徴を知り、個々の患者に合わせた口腔ケア・食支援を行うことが必要であるということを再認識した学びのある研修会であった。

