活動報告

2025年7月27日

活動報告令和7年度第2回研修会

テーマ:「歯周病予防と治療は全身の健康に寄与する」

講師:東京歯科大学歯周病学講座教授 斎藤 淳先生

日時:令和7年7月27日(日) 午前10時00分~12時00分

開催形式:ZOOMを使用したオンラインセミナー・または会場でZOOM映像を視聴する
会場:福島県男女共生センター4階第3研修室ホールA

参加者:ZOOM参加 36名 会場参加 8名 計 44名


今回は、歯周病研究のエキスパートでいらっしゃる、東京歯科大学の齋藤淳先生を講師にお迎えし、ご講演いただいた。
歯周病とは、人類で最も罹患率の高い疾患であり、世界規模で蔓延し、わたしたちの健康に大きな影響を与えている。
歯周病の予防と治療においては、歯周病原細菌が形成するデンタルプラーク(バイオフィルム)のコントロールに加え、喫煙のニコチンやタバコ煙が組織や細胞に及し、重要なファクターとなるので、禁煙支援を行うことが必要となる。
また、近年の研究により、歯周病が糖尿病をはじめ全身疾患との関連が明らかになっている。
歯周病治療を行うことで2型糖尿病患者のHbA1cが低下することがわかっており、歯周病の治療を糖尿病治療に組み入れる必要があり、歯科・医科のチームで対応することが求められる。
歯科衛生士として、口腔内の健康を守ることが全身の健康を維持するうえで極めて重要なことだと再認識した学びの多い研修会であった。



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