活動報告

2024年7月9日

活動報告令和6年度第2回研修会

テーマ:「実践歯周治療」
講師:日本大学歯学部 歯科保存学第川講座 教授
佐藤秀-先生
日時:令和6年7月7日(日)10:00〜12:00
開催形式:ZOOM を使用したオンラインセミナー、または会場で ZOOM 映像を視聴する
会場:福島県男女共生センター第 5研修室
参加者:ZOOM参加 25名 会場参加 10名 計35名

 今回は歯周治療分野のスペシャリストでいらっしゃる、日本大学歯学部の佐藤秀一先生を講師にお迎えし、ご講演いただいた。
 最新の歯科疾患実態調査によると成人の約7割以上が歯肉に何らかの問題を抱えていることが報告されている。近年、プラーク以外の様々な要因が歯周病に及ぼす影響が解明されてきており、歯周病のリスクファクターのうち特に全身因子や環境因子などの関連が注目されている。
 研修では歯周病の検査や分類、基本治療などの基礎的な内容から、歯周病と全身疾患の関係に至るまで詳しく分かりやすく示していただいた。歯周病の原因を明らかにすることで治療法やアプローチの仕方を考えることができると分かった。
 また、全身疾患が原因の歯周病とその逆もあるということも改めて教えていただいた。口腔管理をする事で全身疾患の予防や、病気に罹患していても死亡率を下げることができると分かった。
 実際の症例写真やデータを踏まえて教えていただき、臨床で携わることが多い歯周病についてより深く学ぶことができた。歯科衛生士として口腔内を診るだけでなく、既往歴や服薬、普段の生活なども確認することが歯周病治療をする上で極めて重要なことだと再認識した学びの多い研修会であった。



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