活動報告

2023年9月5日

活動報告令和5年度第3回研修会

テーマ:「知っておこう!歯周病の兆候と予防について」

講師:鶴見大学歯学部 歯周病学講座 教授 五味 一博 先生

日時:令和5年9月3日(日)10:00~12:00
開催形式:Zoomを使用したオンラインセミナー、または会場でZoom映像を視聴する
会場:福島県青少年会館 第3研修室
参加者:Zoom参加 32名 会場参加 5名 計 37名


今回は歯周治療分野のスペシャリストでいらっしゃる、鶴見大学歯学部の五味一博先生を講師にお迎えし、ご講演いただいた。
 平成28年の歯科疾患実態調査によると、8020達成者は前回調査の40.2%から51.2%へと大きく増加しているが、4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合は年々増加する傾向にある。歯周病は患者自身ではなかなか気づくことができない疾患である。
 研修では、日常臨床で見ることの多い口腔内所見と原因について解説いただき、適切な電動歯ブラシの使用法や洗口剤等の使用について学んだ。歯周病の原因となるリスクファクターと口腔内の徴候の関連を理解することで、個々の歯周病の原因を明らかにして早期に、正しく対応でき、予知性のある確実な歯周病の重症化予防、治療が可能になることを学んだ。
 また、歯磨きを1日2回以上行う人が増えているが歯周病患者の数が減っていないということを知った。歯科衛生士として、歯ブラシ技術の習熟度を高めるブラッシング指導を行いつつ、殺菌剤や抗菌薬を効果的に応用し、歯周治療に確実性と持続性を持たせることが極めて重要なことだと再認識した学びの多い研修会であった。




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