活動報告
2023年8月3日
活動報告令和5年度第2回研修会
テーマ:「摂食嚥下リハビリテーションの新しい形」
日時:令和5年7月30日(日)10:00~12:00
開催形式:Zoomを使用したオンラインセミナー、または会場でZoom映像を視聴する
会場:福島県男女共生センター 5階 第5研修室
講師:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 老化制御学講座
摂食嚥下リハビリテーション学分野 准教授 中川 量晴 先生
参加者:Zoom参加 52名 会場参加 9名 計 61名
今回は、摂食嚥下リハビリテーション分野のスペシャリストでいらっしゃる、東京医科歯科大学の中川量晴先生を講師にお迎えし、ご講演いただいた。
研修では、おもに要介護高齢者を対象とした摂食嚥下に関する新しい知見を交えて歯科衛生士としての地域での「食べる」支援の関わり方について学んだ。
特に、摂食機能と要介護高齢者の生活の質等との関連で、生活の質を高く保つことが嚥下機能維持に強く関連することが分かった。問診で既往歴や服薬の状況を確認し、コミュニケーションを取ることも支援につながると学んだ。
また、同程度の疾患を持つ患者でも、入院している場合と在宅の場合では食形態が異なることを知った。これは離床時間やQOLなどが関わっているとの事で、とても興味深かった。
歯科衛生士として摂食嚥下の状態だけに目が行きがちだがもっと広い視野で、診療を楽しんでもらえるように気を配ることも極めて重要であることを再認識した学びの多い研修会であった。