活動報告

2022年7月6日

活動報告令和4年度第二回研修会

テーマ:「知っておきたい小児期の口腔疾患とその対応について」
●日 時 : 令和4年7月 3日 (日 ) 午前 10時 00分~12時 00分 (会場受付 午前 9:30~)
●開催形式:ZOOM を使用したオンラインセミナー、または会場で ZOOM 映像を視聴する
●会 場 : 福島県男女共生センター 4階 第 2研修室
●講 師 : 鶴見大学歯学部 小児歯科学講座 主任教授  朝田 芳信先生


今回は、小児歯科分野において第一人者でいらっしゃる鶴見大学歯学部の朝田芳信先生を講師にお迎えし、ZOOMを使用したオンライン受講と会場参加型のハイブリッド形式での開催となった。

近年、小児の一人平均う歯数は、30年前に比べて大きく減少している。しかし、ライフスタイルの変化により新たな問題として齲蝕の二極化が指摘されている。二極化の要因にとして貧困や虐待との関係、保護者の口腔保健に対する意識レベルの違い、酸蝕歯や歯種特異的に発症するエナメル質形成不全があげられる。歯科衛生士として上記の問題を踏まえた齲蝕予防が求められる時代になった。さらに、平成30年に保険収載された口腔機能発達不全症は、齲蝕、歯列・咬合、口腔習癖などの問題を食べる機能、話す機能と関連づけた病名であり、その対応は日常生活での気づきや子供が困っていることを丁寧に聞き取り、指導に繋げることが求められるため、歯科衛生士の役割が非常に重要となる。予防歯科のあり方について改めて考える良い機会となる研修になった。


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