活動報告

2022年5月24日

活動報告令和4年度第1回研修会

テーマ:「高齢者の摂食嚥下サポートの実践法と
    歯科衛生士の関わり~疾患別の特徴と訓練のコツ~」
●日 時 : 令和4年5月 22日 (日 ) 午前 10時 00分~12時 00分 (会場受付 午前 9:30~)
●開催形式:ZOOM を使用したオンラインセミナー、または会場で ZOOM 映像を視聴する
●会 場 : 福島県男女共生センター 4階 第 2研修室
●講 師 : 一般財団法人 脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 口腔外科
摂食嚥下 リハビリテーションセンター 主任心得 森 隆志 先生 (言語聴覚士 )

今回は、昨年度も研修会でご講演いただいた郡山市の総合南東北病院で言語聴覚士としてご活躍されている、森隆志先生を講師にお迎えし、zoomを使用したオンライン受講と会場参加型のハイブリッド形式での開催となり、県外からも多数参加者があった。
高齢者の摂食嚥下サポートにおける疾患別の特徴や実際の臨床で嚥下障害を起こしやすい脳血管疾患、神経変性疾患の症状や訓練法、歯科衛生士の関わりなどをお話いただいた。
サルコペニア改善には、運動療法と栄養療法が重要であり、頸部筋力訓練や開口訓練など診療でもすぐに取り入れられる訓練法から専用の機械が必要な訓練法まで紹介していただいた。
嚥下リハ患者の肺炎リスクで問題となるのが、喀出力・口腔衛生・栄養であり、私たち歯科衛生士が肺炎予防に重要な役割がある。
また、患者、患者家族、保健医療福祉サービスに関わる専門職の意見を集約し、多くの選択肢の中から折り合いをつけ、その患者にとって最善というゴールに向かい、摂食嚥下サポートを行うことが重要であり、他職種連携が改めて必要だと考えさせられる研修会であった。


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